一般社団法人 沖縄県発明協会

発明品紹介

発明品詳細

船底塗料並びにその製造方法

種 別 :
実用新案
番 号 :
2008-225286
氏 名 :
伊波 章吉
掲載日 :
平成23年4月28日

特徴

 船底に付着するフジツボやカキ類などの貝類が付着するのを防止する船底塗料として本発明を行った。今回、発明した船底塗料には和名で「クワズイモ」、沖縄の方言名ででは「イーゴーマーム」、「ンバシ」、「イーゴンム」、「ハチコーンム」等と呼ばれており、学名は「Alocasia Odora Spach」である。沖縄では樹木の下などに自生しているクワズイモの乾燥粉末を毒性の無いペンキと混合する事により、有機スズや重金属含有が無い船底塗料として製作が可能です。毒性の無い材料を使用することにより、養殖場や生態系への影響を極力抑え環境配慮型塗料が実現しました。

効果

 クワズイモの乾燥粉末と毒性の無い又は毒性の少ないペンキと混合し船底塗料として船底に塗布した場合、フジツボやカキ類の忌避効果が発揮できる。しかもクワズイモの毒性は植物由来の有機物であるため、海中の微生物で分解され いずれ消失するので海洋汚染の恐れがない環境配慮型船底塗料として普及が望まれる。本技術は、貝類の付着を阻止する事により燃費効率アップを図り、CO2排出量削減、船舶清掃や塗り直しの低減が期待できます。また、複雑な製造を必要としないので、塗料の差別化とコストにも期待ができる画期的な塗料生産が可能になります。

発明ポイント

 従来の船底塗料は、酢酸インプチルやキシレン、鉛成分等のような毒性の忌避剤を添加している為、塗装後に溶け出す事で海洋汚染や海洋生物の生態系への影響があった、そこで着目したのが、毒性の無い船底用塗料とクワズイモを活用した技術である。そこでいろいろな実験結果より、粉砕機にかけ得た液を混合させて実験を行ったが、塗料の油成分とクワズイモ液がなじまず海中に溶けだしてなおかつ塗料の粘性も妨げることで忌避効果を低下させる恐れがあった。そこで塗料との相性を良くする為、クワズイモ液を粉末状を加える事で改善を図り実験を行った結果有効だと証明され本製品が出来た。

  • toryo

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